骨盤矯正で身体の歪みを改善する方法

身体の歪みを感じている方へ、骨盤矯正の重要性をお伝えします。骨盤は体の中心に位置し、背骨を柱として土台の役割を担っており、その歪みは全身に影響を及ぼします。骨盤が歪むと身体のバランスに左右差が生じることに加え、腰痛をはじめとする不調の原因にもなります。 また、骨盤は内臓を支える役割もあり、その歪みが内臓の位置にも影響を与えるため、消化不良や冷え性などの問題を引き起こすこともあるとされています。そこで重要となるのが、カイロプラクティックによる骨盤矯正です。この施術は、骨盤内関節である仙腸関節のズレを矯正することで骨盤の歪みを整え、本来の正しい位置に修正する方法です。土台となる骨盤の歪みが整うことで柱となる背骨も安定し、肩の高さに左右差があるというような、身体の歪みも解消することが期待できます。

骨盤の歪みが引き起こす不調は多岐に渡りますが、特に腰痛との関連が深いことが挙げられます。骨盤は主に5種類の骨から構成されており、その中の仙骨と腸骨の関節が仙腸関節と呼ばれています。骨盤が歪むということは、この仙腸関節に歪みが生じているということであり、骨盤矯正はこの関節を矯正して正しい位置に修正する施術方法です。この仙腸関節は、二足歩行する人間にとって非常に大切な部分であり、この関節が歪むと動きに制限がかかります。例えば、立ち上がる際に痛みを感じたり、屈もうとした時にスムーズにいかなかったり、腰が重たい感覚が常に生じていたり、などの不調の原因となることが挙げられます。そして、仙腸関節の歪みを放置することで、徐々に腰周りの筋肉や靭帯の負担が増加し、限度を超えることで腰痛が発生します。また、仙腸関節の歪みは腰痛が慢性的に起こっている方に多く見られ、骨盤矯正を受けるだけで症状が解消することも珍しくありません。何年も腰痛に悩まされているような方は、マッサージだけではなく、骨盤の歪みを整えてみることをオススメします。

身体を歪める要因はさまざまです。その中でも、日々の生活習慣が原因となっている場合が多くあります。例えば、足を組んで座っていたり、偏った重心で仕事をしていたり、激しい運動を日常的に行っていたり、といったことは骨盤に不要な負担をかけ、関節に歪みを引き起こします。また、骨盤が歪むことで身体が歪み、それによって姿勢が悪くなる、といった悪循環にも関係してきます。こうした問題を改善するには、カイロプラクティックによる骨盤矯正や整体院での専門的な施術だけでなく、日々の生活習慣で悪い姿勢を改善する意識改革も必要となります。また、日常生活でできる簡単なストレッチやエクササイズを取り入れることも大切です。例えば、長時間同じ姿勢で過ごすことが多い方でしたら、１時間に１回程度、屈伸運動をしたり、太もも裏や腰周りの筋肉を伸ばすストレッチを行うことで余計な筋肉の緊張を和らげ、骨盤が歪むことを未然に防ぐことが期待できます。意識的に姿勢を正し、筋肉の余計な緊張を和らげることで、骨盤の歪みを出来るだけ防ぎ、健康的な生活を送る第一歩を踏み出しましょう。

カイロプラクティックによる骨盤矯正は、上記にも述べたように、身体の歪みを改善するために効果的と考えられています。 カイロプラクティックは、簡潔に言えば、関節の歪みを矯正して正しい位置に修正する技術です。このアプローチでは、まず骨盤の状態を手技によって把握し、どのように歪みが生じているかを特定します。そして、手技によって関節の歪んだ状態に合わせて矯正を行い、骨盤を正しい位置に修正します。この施術によって、腰痛をはじめとする身体の不調や、身体の歪みといった状態を改善することが期待できます。ただ、骨盤矯正を行ったからと言って、すぐに身体の歪みが改善されるわけではありません。ある程度の期間、骨盤が歪んだら施術を受けることを定期的に続ける必要があります。期間においては個人差があり、一人ひとり異なる場合が多いため、施術を受ける店舗で相談してみるとよいでしょう。

骨盤矯正は、身体の歪みを改善するために有効な施術です。ただ、施術を受けてもすぐに身体の歪みが改善することはほとんどありません。その理由として、今までの歪んだ状態で筋肉が付いてしまっていることが挙げられます。人間が正しい姿勢を保っていられるのは、姿勢を維持（保持）するための筋肉が働いているためです。基本的には身体の背中側に姿勢を維持する筋肉が配置されており、この筋肉が働くことで立っている姿勢を維持したり、座った姿勢でも上半身を起こしたままの状態が保持できます。 そして、筋肉は骨から骨へと関節を跨いで付着しており、関節が歪んでしまうと筋肉もそれに伴い、通常よりも伸ばされたり縮まったりします。この状態が長く続くと、筋肉の付き方にも影響を及ぼします。そのため、身体の歪みを長期間放置していると筋肉が歪んだ状態で付いてしまいます。つまり、骨盤を正しい位置に整えたとしても、歪んだ筋肉の状態で身体がバランスを取ることになるため、身体の歪みが取れていないと感じます。これが、骨盤矯正を受けてもすぐに身体の歪みが改善しない理由です。

身体の歪みを改善するには整体院などで骨盤矯正を受けるのも効果的ですが、簡単なストレッチや運動を日常生活に取り入れることで、骨盤矯正施術の効果を高めることができます。例えば、太もも裏を伸ばすストレッチです。太もも裏の筋肉は骨盤に付着しており、ここが固まると、不意に動いた際に骨盤に歪みを生じやすくなります。やり方はどんな形でも構いませんが、筋肉を伸ばしている時に、痛いか痛くないかの状態を２０秒ほどキープすることが大切です。また、その間は呼吸を止めないように心がけましょう。そして、運動ですが、基本的にスポーツは身体を壊します。その中で唯一、ウォーキングだけは身体を壊すことなく、関節に良い影響を与えるとされています。 やり方として、歩く時は足を交差させず、肘が体幹より背中側に行かないように腕を振り、２０分程歩き続けることが大切です。街中を歩く場合は、信号待ちなどでもその場で足踏みをして動き続けましょう。このウォーキングによって骨盤の仙腸関節の潤滑が改善され、骨盤の歪みを防ぐことに繋がります。このようなストレッチやウォーキングを日常生活に取り入れて骨盤矯正の効果を高め、歪みの無い身体を手に入れましょう。