腰痛改善に効果的なカイロプラクティック施術方法とは？

腰痛の原因は様々あると考えられています。例えば運動不足、姿勢の悪さ、筋力の低下、怪我や病気などが挙げられますが、カイロプラクティックにおいては、腰痛の原因は腰椎や骨盤の関節が歪むためであるとしています。 そして、関節が歪む原因として、運動不足あるいは過度な運動、姿勢の悪さなどが切っ掛けとなるとしています。ただし、怪我や病気が腰痛に関わってくるものとして、脊椎や神経にダメージを与えた場合や、内臓の疾患、骨や軟部組織の変形などが考えられ、この場合は整体院ではなく、病院にて治療を行う必要があります。また、関節が歪んで腰痛が引き起こされる場合も、人によって歪み方は様々であるため、一人一人に合ったカイロプラクティック施術が必要です。

カイロプラクティック施術は、骨盤や脊椎の関節の歪みを矯正することで、身体の不調を解消する整体技術です。最近では、腰痛などの不調を解消するためにカイロプラクティックを受ける人が増えています。 カイロプラクティックの施術のメリットとしては、即効性に優れた技術であることが挙げられます。特に、関節の歪みが不調の原因である場合、施術後すぐに効果が実感できることも少なくありません。また、施術後は関節も不安定な状態ですが、ある程度安定してしまえば施術効果が長期間続くこともメリットとして挙げられます。ただ、関節を矯正する際にボキボキと音が鳴ったり、痛みを感じる場合もあります。それらによって症状が悪化することはありませんが、どうしても苦手というのであれば、無理にカイロプラクティックを受けず、違う方法で時間をかけて不調を改善することも選択肢の1つと言えます。

カイロプラクティックには、不調の症状によって様々な施術方法がありますが、整体院ごとで用いる技術は異なります。 さらに、カイロプラクティック用のベッドや低周波治療器などを用いるところもあれば、全ての施術を手技で行うところもあります。参考までに、当院では、基本的に手技を用いて施術を行います。また、柔道整復師という国家資格があるため低周波治療器も使いますが、関節矯正やマッサージは手技によるものとなります。施術の流れとしては、徒手検査で関節の歪みを把握した後、関節矯正を行います。その後に低周波治療器を使い、マッサージとストレッチを施して終了となります。時間としては30分～1時間を目安にして施術を行いますが、こちらも整体院ごとで様々です。

腰痛で病院に行ったが異常はないと言われ、湿布と痛み止め薬を出されて終わった、という話を当院でもよく伺います。 病院での腰痛検査ではレントゲンやMRIなどが用いられますが、これらは関節の歪みを判断する機材ではありません。レントゲンでは主に、腰の骨が折れていないか、骨棘が生成されていないか、関節軟骨が骨化していないか、といったように骨の異常を発見することが目的です。またMRIでは、脊柱管狭窄が起こっていないか、ヘルニアが起こっていないか、など、主にレントゲンで映らない組織の変性を発見することが目的となります。そのため、骨や組織に異常がないため腰痛の原因が分からない、という状況になるわけです。 それとは逆に、カイロプラクティックでは関節の歪みを原因とする腰痛に対しては効果的ですが、骨や組織の変性などが原因となる腰痛に対しては効果はありません。よって、腰痛の原因が分からない場合は、念のため病院で検査を受け、異常が無ければ整体院などで施術を受ける、という流れを当院では推奨しています。