坐骨神経痛の原因は骨盤の歪みにあり！整体院で矯正して解消しよう！

坐骨神経痛とは、坐骨神経が圧迫されることにより痛みやしびれを生じる症状のことです。坐骨神経は、腰の骨である腰椎の4番と5番の間の隙間から出て、一旦お腹側に回り込んだルートを通って臀部から下肢に向かいます。このルート上のどこかで神経が圧迫されると、主に臀部や下肢に症状が現れます。この疾患の原因は様々なものが考えられ、腰椎の変形が関わってくる中高年以降の方々や、腰痛持ちの方々に比較的多く見られますが、近年では若い方々にも発症することが多い傾向にあります。症状が悪化すると、安静にしていても痛みやしびれが出たりするため、日常生活に支障をきたします。診断は病院で行われ、オペの対象となることは稀で、多くは保存的な治療で経過観察となることがほとんどです。また、整体院では姿勢の改善や関節の矯正、筋肉のストレッチなど、神経の圧迫を解消する施術が行われることが一般的です。

坐骨神経は、基本的に決まったルートで下肢に分布します。その際、臀部の筋肉の間を通過しており、筋肉の緊張はもちろんですが、骨盤の歪み方によってもその隙間が狭くなり、坐骨神経が圧迫されることがあります。骨盤の歪みが原因とされる坐骨神経痛の理由はここから来ています。骨盤にある関節は、座ったり立ち上がったり二足歩行をしたりと、人間が動くための重要な役割を担っていますが、主な可動としては前傾と後傾です。この時、坐骨神経を圧迫しやすいとされるのは、骨盤が後傾した状態です。特に、骨盤が後傾した状態で歪んだ際、高い確率で坐骨神経の圧迫が起こります。症状は圧迫の程度によって強弱があり、臀部に違和感があるものから足にしびれが生じるものまで様々です。これを解消するには、まずは骨盤の歪みを改善する必要があります。そこで用いる技術が、骨盤矯正と呼ばれる技術です。

骨盤矯正とは、骨盤の歪みを改善するための技術です。様々な手法が考案されていますが、骨盤の関節である、仙腸関節の歪みを矯正することが基本となります。骨盤は5つの骨から構成されており、その中の仙骨と腸骨の関節部分が仙腸関節と呼ばれます。参考までに、当整体院では、カイロプラクティックによる骨盤矯正を行っています。カイロプラクティックとは、端的に言えば関節の歪みを手技で矯正する整体技術です。その中には骨盤の関節を矯正する技術も含まれており、矯正方法は1つではありません。ただ、当院では、患者様の骨盤の歪みに合わせて最も効果が得られる方法で施術を行っています。坐骨神経痛の原因が骨盤の歪みにある場合、施術を受けたその場ですぐに効果を実感出来ることも多いですが、圧迫されていた期間や度合いによって施術効果は異なります。仮に、数年間坐骨神経を圧迫していたとすると神経を傷めている可能性もあり、症状の緩和に留まる程度の効果しか得られない場合もあります。このように、施術の効果には個人差があることを知っておくことが大切です。

骨盤矯正によって坐骨神経痛が解消される理由としては、骨盤の歪みが改善されることで骨盤周辺の組織が正常に整い、神経の障害が解消されるためです。順を追って説明しますと、骨盤矯正によって骨盤の関節の歪みが正常な位置に戻されます。 すると、それによって緊張していた筋肉がほぐれ、神経にかかる圧迫が改善されて坐骨神経痛の症状が緩和される、という理論です。また、骨盤矯正には腰回りの筋肉の緊張を改善するだけではなく、関節の歪みを原因とする腰痛の解消であったり、身体のバランスを整える効果も期待できます。 さらに、腰痛に対するマッサージとは異なり、骨盤矯正では根本的な原因である関節の歪みを改善することで一時的な痛みの緩和だけでなく、長期に渡って効果が持続することも期待できます。こうした効果も得られるため、骨盤矯正は坐骨神経痛にもおすすめの施術とされています。ただし、痛みの原因や症状によっては一度の施術では効果が薄かったり、病院で検査や治療を受ける必要もありますので、専門家の判断を受けることが大切です。

坐骨神経痛を予防するためには、以下のことが大切とされています。まずは正しい姿勢を保つことが重要です。長時間の座り仕事やスマートフォンの使用などで臀部に負担がかかり、筋肉の緊張が続いたり、直接坐骨神経を圧迫したりすることで、神経痛の症状が発生することがあります。 そのため、1～2時間に1回程度で良いので、立ち上がって腰を伸ばしたりするストレッチや屈伸運動などを取り入れ、神経の圧迫した状態を作らないようにしましょう。 また、既に症状が現れている場合は、症状が悪化する原因の一つとして、身体を冷やすことが挙げられます。急激な気温変化というよりも、夏場に冷房の中で長時間過ごしたり、冬場に暖房器具を使うのを我慢していたりすることが関係しているとされています。長い時間身体が冷やされることで血流が滞り、それによって筋肉が硬くなって神経に圧迫がかかりやすくなります。さらに、冷えという状態が神経に直接影響を与えるともされているため、長い間身体を冷やす環境に身を置かなければならない場合は、膝掛けや上着を持ち込んだり、冷房の温度を上げたり、無理せず暖房器具を使ったりというように、低温下にあっても冷えを防ぐ方法を心がけましょう。骨盤矯正で骨盤の歪みを整えるのはもちろん効果的ですが、こうしたセルフケアも坐骨神経痛予防につながります。