腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違いって?国家資格を持つ安城市の整体師が解説!
2024/01/12
今回は、腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの違いについて、安城市にある柔道整復師の国家資格を持った整体院の専門家が解説します。これらは、腰痛の原因としてもよく挙げられる病気ですが、正確な認識や適切な対応を知らなければ、症状を悪化させてしまう可能性もあります。ここで正しい知識を得て、自分自身や周りの人たちの健康管理に役立てましょう。
目次
腰部脊柱管狭窄症とは何か?
腰部脊柱管狭窄症は、腰椎において脊髄を取り囲む脊柱管の周りにある靭帯が加齢などで変性し、神経の通り道が狭くなる症状のことを言います。加齢とともに起こりやすく、間欠性破行や神経根圧迫など、多くの症状を引き起こす原因になります。具体的には、足のしびれや痛み、腰痛、歩行時に症状が悪化する場合があります。無理な姿勢や加齢によって症状が生じることが多く、進行性の症状でもあり、加えて悪化すると治療のために手術が必要になることもあります。当整体院では骨盤の関節などを調整し、筋肉や関節の可動域の向上を目指すことで、術後のリハビリにもつながる施術を提供しています。定期的な整体院などでのケアや、適度な運動で筋力低下を防ぐことも重要です。
椎間板ヘルニアとは何か?
椎間板ヘルニアとは、腰椎や頚椎などの椎骨の間にある椎間板が突出してしまう病態を指します。この状態が起こる原因として、姿勢の悪さや過剰な負荷、スポーツ、事故などによる椎間板の負傷などが挙げられます。椎間板ヘルニアには、神経を圧迫して痛みやしびれを引き起こす神経根型、神経を圧迫しない脊髄型、反応した椎間板が取り巻く筋肉がこわばり、炎症を起こして痛みや違和感を引き起こす筋緊張型があります。椎間板ヘルニアの治療ですが、病院では軽度であれば経過観察やブロック注射といった保存療法、重度の症状であればヘルニア切除術といった手術が挙げられます。また、整体やカイロプラクティックなどでは保存療法として、手技療法、運動療法などがあります。当整体院では、カイロプラクティックを中心とした疼痛緩和や運動指導、効果的なストレッチなどを行い、痛みをケアしていくことが可能です。早期の対応が大切ですので、症状が出た場合は、専門家に相談することが重要です。
腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの主な原因
腰部脊柱管狭窄症と椎間板ヘルニアの主な原因はそれぞれ異なり、脊柱管の狭窄では加齢による脊椎の靭帯部分の変性が原因となり、ヘルニア症状では椎間板の損傷が原因となります。また、ヘルニア症状には姿勢の悪さも原因の一つであります。腰部脊柱管狭窄症は、脊椎管内の靭帯が変性し、その部分が神経を圧迫して神経症状を引き起こします。椎間板ヘルニアは、腰椎の椎間板が圧迫や軽微な損傷によって内部のゲル状の核が外に突出し、神経根を圧迫して神経症状を引き起こします。運動不足や姿勢の悪さによる腰椎の負荷が大きくなると、これらの症状が悪化する場合があります。整体院では、患者様それぞれにあった施術や、姿勢改善のアドバイス、運動療法を行い、症状の緩和や再発予防に努めております。
それぞれの違いは?
腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアは症状が似ていますが、原因や年齢などに違いがあります。まず、腰部脊柱管狭窄症ですが、加齢によって脊柱管回りの靭帯が変性し、神経の通り道である脊柱管が狭くなることが原因です。そのため、60歳以上の加齢に伴った発症が多く、代表的な症状としては、腰痛、足のしびれ、歩行時に痛みが出る(疼痛性破行)などが挙げられます。対して、腰椎椎間板ヘルニアは、60歳より若い年代の方がスポーツや事故による椎間板の損傷によって発症することが多く、症状としては腰痛、足のしびれ、尿障害などが挙げられます。しびれの度合いにも違いがあり、狭窄症では、立位の姿勢や腰を反らした状態で足にしびれを感じることが多く、重度のヘルニア症では、椎間板が神経根を常時圧迫するため、常にしびれ症状が発生することが挙げられます。それぞれ似たような症状が現れるために困惑しますが、病院で検査をすることによって診断してもらえます。症状によって整体での施術にも違いがありますので、まずは病院で診断してもらうことが大切です。